コーポレートシンボル

日本の伝統的な飾り紐である水引きで編んだ蝶をモチーフにあしらいました。水引は七世紀頃に随から伝わったと言われており、その後日本で贈答品の装飾用に独自の発展を遂げたものです。水引きの結び方の1つに、お守り袋に用いられる叶結びという結び方があります。表側は「口」、裏側は「十」の形になっており、二つを合わせると「叶」の文字になります。患者さんに一日も早くお薬を届けたい。そんな願いが叶うようにという想いが込められています。 

 

コーポレートカラー

ジェクスヴァルのコーポレートカラーは小紫(こむらさき)です。GEXValの重点プロジェクトが対象としている希少疾患の患者団体が紫色をシンボルカラーに起用していること、GEXValがロゴに起用した蝶に「コムラサキ」という名前の蝶がいることから、この色をコーポレートカラーに選びました。

小紫は、植物のコムラサキの実のような渋めの濃い紫色です。 日本の古典的な色で、七世紀半ばの日本書紀にも記載されている、日本の冠位「七色十三階冠(ななしきじゅうさんかいかん)」に配される高貴な色です。

コムラサキは、シソ目クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木 Callicarpa dichotoma(Purple Beautyberry or Early Amethyst)で、別名「小式部(コシキブ)」とも呼ばれています。台湾、中国の暖帯から亜熱帯にかけて分布し、日本では本州以南から琉球列島で見られます。同属の紫式部(ムラサキシキブ)」を小さくしたような様子からこの名前がつけられたようですが、実はコムラサキの方が豪華に鈴なりの紫色の実をつけます。10~11月につける実は広く知られていますが、6~8月に咲く薄紫の可憐な花に気づく人はあまりいないようです。Callicarpa「Callos=美しい、Carpos=果実、Dichotoma=ふたまたの」

コムラサキという名前を持つ生き物がもう一つあります。タテハチョウ科コムラサキ亜科の蝶 Apatura metis substituta Butlerで、別名「Freyer’s purple emperor」とも呼ばれます。タテハチョウは普段羽を閉じてとまっていることが多く、一見茶色い地味な蝶ですが、午後から夕方にかけて活発に飛び回る時に、雄の羽の内側の鱗粉が光の加減で鮮やかな紫色の光を放つことからこの名がつきました。日本では北海道から九州にかけてほぼ全国に分布します。私たちのオフィスのある神奈川県では、レッドデータブックにも記載される絶滅危惧種になっています。柳の自生する河川領域を主な生息地としますが、残念ながら都市開発や河川の氾濫により個体数が著しく減少しているようです。